JYYA発足から20周年、ヨーヨーの日制定から20周年


日本ヨーヨー協会(JYYA/ジャパン・ヨーヨー・アソシエーション)は1998年4月4日に発足し、合わせて「4月4日をヨーヨーの日」を制定しました。
また、この日にはヨーヨーのイベントとして過去最大の4万人の動員数を誇った「ハイパーヨーヨーフェスティバル」が幕張メッセで開催された記念の日でもあります。
今日はこれらの日からちょうど20周年となりました。

発足時は過去の日本で最大のヨーヨーブーム、株式会社バンダイが1997年に発売し日本国内で1,500万個以上を販売したハイパーヨーヨーブームの時です。
日本ヨーヨー協会(JYYA)は、当時ハイパーヨーヨーのプロモーションのサポートを中心に活動していました。
商品の企画、プロモーションの提案、認定するシステムの店舗や達成者の管理、メディア等出演者の管理、教則ビデオの企画・監修、出版物の企画・監修、イベントや全国大会の運営や参加者の管理、その他多くの業務に携わってきました。

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当時は少年なら誰もがハイパーヨーヨーを持っていたと言われ、その証拠にヨーヨーをプレイする子供達を、公園、ショッピングセンター、駅、空港など、日本中の至る所で見かけることができました。

ハイパーヨーヨーが大ブームになった理由として、イベントを主軸としたプロモーションが挙げられます。
プロフェッショナルなプレイヤーが集まるハワイが本拠地のヨーヨーチームのメンバーが来日し、ヨーヨーのお兄さんとして登場した中村名人と共に、日本中の玩具店イベント会場を巡回しました。
そこで魅せる超絶プレイやサイン会は、子供達にとっては全てが初体験でした。
また、このハイパーヨーヨーでは、習得したヨーヨーの技(トリック)を認定するシステムがあり、登録された玩具店の「認定店」には毎週のようにスピナー(ヨーヨーをするプレイヤー)が集まったのも話題となりました。
こうした「おもちゃ」ではなく「かっこいいスポーツトイ」という販売戦略が大ヒットし、スピナー達はヨーヨーの虜となりました。

そしてそのハイパーヨーヨーで育った多くのスピナー達が、現在のヨーヨー業界で大活躍しています。

・ヨーヨーのプロとしてパフォーマンスをしている方
・競技の団体を設立し運営する方
・世界中のヨーヨーを仕入れて販売をする方
・ヨーヨー専門店を経営する方
・ヨーヨーメーカーを立ち上げる方
・世界的トップクラスの性能を持つヨーヨーの設計をする方
・ヨーヨーファンのための大規模なイベントを開催する方
・本格的に練習ができる会を開催し、若手プレイヤーを育成する方
・ヨーヨーの普及を目的に、子供達にヨーヨーの楽しさを教える方

こうしたヨーヨーに対する情熱と愛情を持った方達に、今の日本のヨーヨー業界は支えられています。
いずれも30代が中心の若い世代ですので、次のヨーヨーブームを作り出してくれる事も非常に期待できます。

また近年は20年前のスピナーが親となり、子供と一緒に親子でヨーヨーを楽しむ姿も見られるようになりました。
この姿は今後益々増えていくと思われます。

日本ヨーヨー協会(JYYA)は、今後もヨーヨーの楽しさを日本中の皆様に訴求することを目的として活動していきます。

2018年4月4日 日本ヨーヨー協会 代表 伊藤 圭介

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